top of page
検索

世界で最も美しい花木

ヨウラクボク(瓔珞木、学名:Amherstia nobilis)は、

ree

その華やかで優雅な花の姿から、

「世界一美しい花木」

「ビルマの誇り(Pride of Burma)」

と呼ばれる、非常に美しい熱帯の常緑高木です。


主な特徴


圧巻の花姿:

朱色から赤みがかったオレンジ色の花が、長さ60〜90cmにもなる総状花序(房状に垂れ下がる花穂)となって咲き誇ります。


特に発達した3枚の花弁が特徴で、先端には黄色い斑点が入ります。

これがランの花にも似た優雅な姿をしています。


花は垂れ飾りのように咲き、その姿が仏像の首飾りや寺院の荘厳具である

「瓔珞(ようらく)」に似ていることから、その名がつけられました。


花が落ちても、赤い翼を広げたような花弁状の小苞(しょうほう)が

花茎に残ることがあり、それもまた美しい景観を作り出します。


新葉の美しさ:

若い葉は鮮やかな紅赤色をしており、束になって垂れ下がります。

この新葉も非常に美しく、遠くからでも目を引きます。

葉は羽状複葉で、小葉は長さ20~30cmと長いです。


原産地はミャンマー南部からマレー半島にかけての熱帯雨林です。

高温多湿な環境を好み、直射日光は避けるものの、

十分な日照が成長には重要とされています。

土壌は湿度が高く、排水性の良い、酸性から中性の土壌が適しています。


希少性と栽培の難しさ:

原産地ミャンマーでも非常に希少な植物で、野生での自生種はほとんど確認されていない「幻の植物」とも言われています。


栽培が非常に難しく、特に熱帯地域以外で開花させるのは稀です。

日本では主に植物園の温室で栽培されており、開花例はまだ少ない貴重な花木です。

樹高は原産地では10~15m程度になりますが、

栽培下では4~6m程度になることが多いです。


開花時期:

原産地では主に1~2月頃に開花しますが、日本では栽培環境によって異なります。

沖縄の熱帯ドリームセンターでは4月から5月初旬に見頃を迎えることがあります。


ヨウラクボクは、その息をのむような美しさと、栽培の難しさから、園芸愛好家にとって特別な存在となっています。もし実物を見る機会があれば、ぜひその華麗な姿を堪能してみてください。

 
 
 

コメント


株式会社MyDay

​神戸市中央区旗塚通3丁目3−9

奥谷ビル303

TEL:050-1724-3197

FAX:078-330-1107

Email: info@ideal-myday.com

  • X
  • Line
  • Instagram
bottom of page